pupa live tour 2010 'dreaming six pupas' @ 東京国際フォーラムC
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11月3日(祝)のおととい、pupa(高橋幸宏+原田知世+高野寛+高田漣+堀江博久+権藤知彦)のコンサートに行ってきました。とても、ロマンチックな夜でした。2日経った今でも、知世ちゃんの「♪Dance,Let's Dance」の声と笑顔、幸宏さんの「♪ いつだって変わらないまま 思い続けるよ」の歌声が、私の脳みその中でリピートして、感動が今も胸を離れません。

ライブは、知世ちゃんがギターを抱えて、ノイズを鳴らしているところから始まりました。「Dan」「Your Favorite Pain」「Meta」で、幸宏さんが「どうもありがとう」、知世ちゃんから「こんにちわ」と挨拶。幸宏さんは、「普通のライブは盛り上がってきたな~と思ったら、どんどん盛り上がってワーッとなりますが、今回はは、期待を裏切ります。Pupaは喜怒哀楽の激しいバンドです。」と冗談かつ真実を言う相変わらずシニカルなトークをしていました。

「Changeing Sky」「All It Takes」を歌い、その後で、高野寛さんのソロ曲で、阪神・淡路大震災が起きた頃に、幸宏さんにカセットテープで送った曲で、当たり前の日常が過ごせることの歌を演奏していました。大阪だけで演奏しようと考えていたけれど、2010年の今になっても色褪せない曲なので、東京でも演奏したくなったそうです。会場から手拍子が成り立ちました。

そして、「Azalea~五月の光・君のいない道~」、これ、私の一番お気に入りの曲で、「幸福の中の悲しみ」あるいは「孤独の中にある多幸感」みたいなものがあって、知世ちゃんの多幸感と、幸宏さんのリアリティが調和している名曲です。知世ちゃんは、ソロの時は、キーを低くして歌っていますが、Pupaでは、紅一点の役割を果たそうとして、だいぶ高音が歌えるようになっていました。



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「Anywhere」、これは2年前のツアーと違うアレンジでした。それから「Circadian Rhythm」というサイケデリックな曲。そして幸宏さんのMC、「ここからが盛り上がるところです。でも、言ったところで盛り上がらないかも知れません。」、知世ちゃんが「言わなくちゃ分からないですよねー」と、ジョークを言いました。

そして、「Dreaming Pupa」「Glass」「Mr.Eplogue」で盛り上がりました。その後、高田蓮と高野寛と原田知世でしゃべるコーナーと楽譜に書いてあったそうで、「何を話そうか決めてこなかった~」と知世ちゃん、幸宏さんが、「知世ちゃん、ソロのとき沢山しゃべるのに今日はしゃべらないよねー。」と言うと、「なんか、pupaにいるときって、安心しちゃうんですよ」と知世ちゃん。その後、堀江さんがお酒を飲みすぎて、知世ちゃんと女性の友人2人とで、アパートの部屋まで、担ぎ上げた話で、プライベートなときと音楽を演奏するときのギャップが激しくて面白いというお話を聞きました。

幸宏さんが、「Pupaは、メンバーが年齢層が広いから、ファンも年齢層が広いし、みんな個性的だから、いろんな音楽が混ざっているよね。」とMC。知世ちゃんが「みんな個性的ですからね」と相づち。「でも、みんなの共通点は、詩の部分だよね」と幸宏さん。なるほど、確かに6人とも詩を書いているけれど、同じ価値観・同じ普遍性を感じる、そこで共感しあって、このバンドは仲がいいんだな、と思いました。

堀江さんは、前日Coocoroのサポートメンバーだったらしく、このpupaのメンバーは、それぞれ、ソロ活動、他のバンドのサポート、女優業と、忙しい中で、お互いに時間を調整して、相当、練習を積み上げているみたいで、私もメンバー全員ツイッターでフォローしているので、その様子がよく分かりました。

そして、「Current」という知世ちゃんの書いた歌で、とてもロマンチックな曲。「Laika」という曲で、宇宙船に初めて乗った犬の物語。照明も綺麗でメルヘンチックでした。そして、「Kaleidoscope Waltz」、会場全体が、万華鏡のプラネタリウムみたいな演出でした。それから、退場。

アンコール1回め、知世ちゃんは衣替え、そんなに若くもないのに、その脚線美は、なぜでしょう?(笑) 幸宏さんは、「Pupaはここからが長いです。」とワンジョークを入れて、「Creaks」「Away Into Yesterday」を歌い、退出。

アンコール2回め、幸宏さんが「それではメンバー紹介をします」と1人1人のメンバーを丁寧に紹介していました。その紹介を全部書くと長いので、このエントリーでは割愛。そして、幸宏さんが、「ここから立っていいですよ」と言うと、観客は総立ち。

しかし、やってしまった、幸宏さん、「Murderd by the Music 音楽殺人」、ここには、YMOキッズも、New Wave世代も、渋谷系ポップス世代も、エレクトロニカ世代もいるのに、この曲は、YMOキッズか、ニュ-ウェイブ世代の前半の人しか分からないぞ。これが本当の「音楽殺人」(笑)。♪Murderd by the Music~の後、手を2回鳴らすのは、ホール&オーツが「Private Eyes」で手を叩くのと同じくらい、若い人には無理。でも、そういう完璧でない、幸宏さんが、私は好きです。

ラストは、知世ちゃんの「一緒に歌ってください」で、「Dance,Let's Dance」を会場で輪唱。この日は、幸宏さんのテンションが子供で、知世ちゃんの方が大人で、いつもの逆でしたが、それもまた、楽しいです。

 ♪ このまま 君といる やさしい笑顔の
 ♪ あのとき 君といた 何気ない日々

 ♪ Dance, Let's Dance~
 ♪ Dance, Let's Dance~

 ♪ 今空には君の星 輝いているよ
 ♪ いつだって変わらないまま 思い続けるよ

 ♪ Dance, Let's Dance~
 ♪ Dance, Let's Dance~

あんなに、楽しそうにはしゃいでいる幸宏さんは、初めて見たような気がします。YMOのときより、サディスティック・ミカ・バンドのときより、ビートニクスのときより、スケッチショウのときより、楽しそうでした。

幸宏さんは、神経症で、治療のため、フライフィッシングを始めたそうで、その道具がpupaというもので、「さなぎ」の意味らしいです。

ああ、私も楽しかったです。
やっぱり、私もこういう音楽が好きなんだなぁ、と再確認。

無理して、NME注目のUK新人バンドとか、もう、追いかけなくていいかも。
by hide3190ymo | 2010-11-05 19:36 | 音楽&映像
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