「ミツバチの羽音と地球の回転」(鎌谷ひとみ監督作品) @ シネマ ジャック&ベティ
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今日、黄金町にある「シネマ ジャック&ベティ」で、「ミツバチの羽音と地球の回転」というドキュメンタリー映画を見てきました。

監督は、青森県六ケ所村核燃料再処理工場の危険性と六ヶ所村での住民の闘いを描いたドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディ」を制作した、鎌谷ひとみさん。

取材地は、瀬戸内海に浮かぶ祝島と、スウェーデンの最北端にあるオーバートネオ市の2箇所で、彼らの生活を対比させながら、ドキュメントが進んでいきます。

祝島では、農業・漁業で自然と共生して生活していた島民が、自給自足的な暮らしをしながら、中部電力が建設を推進する上関原原発に反対する姿を描き、オーバートネオ市は「持続可能な自治体」として、風力・バイオネス等自然エネルギーで全電力の半分をまかなっています。

祝島では、オレンジの輸入自由化による経済打撃で、多くの若い人が本州に出ていってしまったが、自然と共生する生き方を選択した竹島で山戸孝さんが取材に応じています。山戸さんは、ヒジキやビワを栽培しながら、ネット通販をして、島の経済を守ってきました。

その一方で、祝島の真正面にある湾、田ノ浦では、上関原原発の埋立許可が山口県知事が降り、祝島島民は、28年間、署名や議会陳情、5億円勝手に振り込まれた補償金を突き返し、中国電力の工事準備の強硬を漁船やシーーカヤック等で止める争いをしています。

また、スウェーデンでは、電力企業を自由化し、各電力を自然エネルギーで開発して利潤にしている企業の姿があり、どの企業の電力を使うかが消費者が選択できるようになっていて、消費者1人1人がどの企業が環境に優しいかを選択する高い環境意識があり、また、スウェーデンには、環境裁判所があり、自然環境に影響を与える開発行為は社会で裁くことになっています。

日本は、環境アセスメントで、第三者機関が大規模開発行為に対する評価を行う制度がありますが、生物多様性に対する認識が薄く、海水の温度を上げてしまう原子力発電所にも、安全と評価している現状があります。

原発推進派とか原発反対派とかマスメディアに踊らされて2者択一をするのではなく、どうすれば持続可能な社会が築くことが出来るか、1人1人が考え行動していくことが、今、大切であり、そのための第一歩としても、環境やリスクについて学習することは、必要不可欠です。

その学習材料の1つとして、「ミツバチの羽音と地球の回転」は、素晴らしいドキュメンタリー映画であり、1人でも多くの人に、見ていただきたいと思います。そして、子供たちにも伝えて、青い地球・緑のある地球を残していくために、個人個人が今までの価値観を変えて行く、そういうきっかけになるといいなぁと思います。

ちなみに、この映画は、福島第一原発事故に伴って作ったものではなく、この映画が公開上映中に、3.11の大地震が起きました。

映画のスケジュールは、ジャック&ベティで5月一杯、6月には、ユーロスペースでも上映、また、京都・大阪でも、今後上映される予定です。

(今日のYouTubeその3) 黄金の緑 / UA
by hide3190ymo | 2011-05-07 19:21 | 平和と国際連帯
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