世界報道写真展2011と、アップリンク・アースライフ・シリーズ特集上映 @ 東京写真美術館
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今、話題となっている「セヴァンの地球のなおし方」を見に、恵比寿ガーデン・プレイス内にある東京都写真美術館に行ってきました。

これは、渋谷の映画館アップリンクの企画で、「アップリンク・アースライフ・シリーズ」と称して、「レイチェル・カーソンの感性の森」「未来の食卓」「セヴァンの地球のなおし方」「100,000年後の安全」を1日通して上映しているもので、私たちの食生活や、農業問題、原発問題を取り上げたもので、これらの問題に無関係な人類はいないと思うので、是非、皆さまに、お勧めしたいと思います。

今日は、「セヴァンの地球のなおし方」の後に、マクロビオティック料理家・中島デコさんのトークショーがありました。映画の中に、有機農法や有機飼育で自給自足の生活をしている地域が紹介されていますが、中島デコさんも、オーガニック食材のお話についてしていただき、自分の食生活の改善から生物多様性・地球環境保全に、つながっているという、「地球に対して、まず、自分が出来ること」を教えていただきました。

それから、同時に東京写真美術館で展示されていた「世界報道写真展2011」を見ました。世界報道写真大賞になったのは、ジョディ・ビーバー氏の撮影したアフガニスタン人のビビ・アイシャさんの写真で、彼女の写真には鼻がありません。ビビ・アイシャさんの暴力をふるう夫の元から実家に逃げ戻ったら、武装勢力であるタリバーンに「逃亡の罪」で刑を宣告され、命令によって、実の夫の手で、耳と鼻を削ぎ落とされました。その後、彼女は保護され、アメリカに渡って、カウンセリングを受けたそうです。女性と人権の問題について、大変考えさせられる1枚でした。

他にも、ハイチで大地震後に死人の山へ死体を放り投げているシーンや、オレンジ剤(枯葉剤)の後遺症を患うベトナムの少女の写真など、思わず目を背けたくなるような写真もたくさんありますが、現実として、この世界で起きていることを受け止めなければならないと思っています。

また、東日本大震災が起きて、被害の状況や、避難する人々、避難生活の実態など、世界のジャーナリストが撮影したものを、スライドショー「爪痕」として朝日新聞社が編集したものが映写コーナーにありました。スライドショーの後ろでかすかに流れているピアノは、何か聴き慣れた音階だと思っていましたが、案の定、MUSIC:RYUICHI SAKAMOTOと掲載されていました。

再び、アップリンク・アース・シリーズに戻り、横浜のジャック&ベティで見逃してしまった「100,000年後の安全」を見ました。フィンランドで、原子力発電所で発生した最終核廃棄物の処分の場所として、地中500mのレベルに堀り、さらにそこから水平の道を作って、等間隔にさらに掘り下げて、穴を深く掘り下げ、そこに核廃棄物を捨てて、最後にコンクリートで蓋をするというプロジェクトで、100,000年間、保管し続けることが出来るそうで、このプロジェクトに関わっている科学者達に、映画監督がインタビューをしているもので、後世にここが危険だとどうやって伝えるか、議論しており、SF映画のような話がドキュメンタリー映画になってしまっている恐ろしい事態だと思いました。映画の音楽の中に、クラフトワークの「RADIOACTIVITY」が流れていました。

なお、アップリンク・アース・ライフ・シリーズ特集上映は、8月12日(金)まで、世界報道写真展2011は、8月7日(日)までです。お見逃しのないよう、ご欄くだいませ。

(今日のYouTube) Radioactivity / Kraftwerk 
ドイツのテクノ・ポップ・バンドも核兵器の危険を訴えた音楽を作っていました。
by hide3190ymo | 2011-07-23 23:47 | 平和と国際連帯
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