劇団青い鳥×北村想 もろびとこぞりて ver.2,3
昨日、青山のスパイラルホールで、北村想の最新書下ろしを、劇団青い鳥の芹川藍演出で見ました。北村想さんは、私が大学時代彼の作品「雪をわたって」を脚色した芝居をしたことがあり、またプロジェクトナビの「血と青空」を見に行ったことがあります。一方劇団青い鳥は90年代エチュード(即興劇)を作りながら芝居を役者全員で自ら演出する市堂令さん方式のときに見に行き、最近は芹川藍さんの自己発見表現講座にも参加しました。
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芝居は北村想さん独特のシンプルでメルヘンチックで、でもどことなく空虚感のある喫茶店。3人のハーフタイム(昼間はバイトし夜は芝居をすること)の年増の女優が、「もういい歳なので今回主役をもらわないと二度と主役になれない」ことから、演出家の配役の発表を喫茶店で待っているのだが、演出家は来ず、公演は順延となったという、あって無いようなストーリーですが、なんというか能天気で明るい芝居でした。終演後、芹川さんに会いに行きました。私のことを覚えていてくれたそうで、嬉しかったです。先生にいろいろ北村想さんに対する自分の思いとかを話したのだが、芹川さんは彼については多くは語りませんでした。それより私の体調はどうなのか、楽しく日々を過ごしているか、心配してくれていました。何故、私は「芹川さんに会いたくて見に来たんです。」ということが素直に言えなかったのだろうか、どうしてもっと自分に素直になれないのだろうと思いました。「遠くから来てくれてありがとう。」 青山は決して遠くはないのですが、その言葉で、私の気持ちは言葉にしていなくても伝わったのかな、と感じました。

PS)エキブロでこの芝居を検索したら私しかヒットしなかった。。。これは悲しい。。
by hide3190ymo | 2006-02-05 15:07 | 舞台&美術
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