クワイエットルームにようこそ
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冷たい雨の降る中、鴨居まで映画「クワイエットルームにようこそ」を見に行きました。

監督は、大人計画の松尾スズキ、キャストは内田有紀、蒼井優、りょう、大竹しのぶ等の豪華メンバーでした。松尾さんの作品ということで、シュールなお笑いは期待していたけれど、それ以上に共感出来るところがあって、泣けてきました。



優しすぎて社会に適応できない人達が集まる場所、精神科病棟の中で出来る暖かい患者同士のつながり、でも、それは社会と隔離されて保護されているから成立するのであって、実は共依存している状態、退院するということは、そこからの自立を意味していました。だから明日香は病院から出て行くとき寄せ書きも、メールアド交換も捨てたのでしょう。

もちろん、松尾さんも色々な取材をして作っていても、これは物語なので、現実の精神病患者に、この映画で描写されているものを当てはめることは出来ないと思います。

でも、私もかなり佐倉明日香タイプで、蒼井優が演じるミキみたいな優しすぎる友達がいました。もうその友達とはお互いのために連絡を取り合っていないんだけれど、その経験と重なって見えて、涙が止まりませんでした。

最期に、明日香が保護室に入って、ミキが扉で「おーい おーい」って小声で行ったとき、明日香も「おーい おーい」って小声で返して、互いにもらい泣きしていたシーンで、涙ぼろぼろでした。

あと、入院患者がそれぞれの人生を背負っているんだけれど、他者から見ればコメディの一部に過ぎないってことを感じました。自分の人生が重たく感じたとき、これはコメディの一部なんだって、考えてもいいかも知れないし、他人の人生を物語的に聞かせてもらっても、それは自分の心の開放につながるんじゃないかと思いました。
by hide3190ymo | 2007-11-10 20:52 | 音楽&映像
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