父島の旅 (前半)
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12月31日~1月6日まで、小笠原・父島に、船中2泊、民宿4泊で、旅行してきました。母島に行くには、さらに船に乗って2時間かかるので行きませんでした。そこまで行って母島に行かないの?と友達にも言われたんですけれど、のんびり旅というか、ただ正月休みに何日も首都圏にいるのがイヤで旅行にでてしまったのです。どこの飛行機も一杯(ちなみにニュージーランド行きで個人旅行する場合は8月末でも年末年始の飛行機が取りにくかったみたいです)なので、消去法で父島に行ったのですが、以前から山岳会の先輩に、「小笠原は飛行機が出来る前に行った方がいい。」と言われて気になっていた場所でした。



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12月31日の10時出向、しかし荒波のため、デッキはすぐ閉められ、船は震度5の地震くらいゆれて、その晩は船酔いで苦しんでいました。「と、とめてくれ~、おろしてくれ~」と心で思っても電車やバスではないので、あと20時間以上ガマンしなくてはなりません。他のお客さんもかなりへばっていました。
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船の上でHAPPY NEW YEAR!だったのですが、雲が多くて微妙な初日の出でした。
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でも、一瞬だけれど、虹が出ました。とても綺麗なレインボーでした。
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父島に到着したのは、1月1日の13時頃。当初より2時間の遅れですが、難航すると1日遅れになることもあるそうです。浜辺では海開きが行われて、海亀の放流が行われていましたが、私はお腹が空いていたので、レストランで海亀御前(海亀の煮物、海亀の刺身、海亀の唐揚げセット)を食べました。
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アイランド・デリという予約すれば翌日の朝7時にお弁当が受け取れるお店。この島には、コンビニがなく、生協のスーパーと、農協と、酵母パンのパン屋さん、すべて朝7時から開いています。夜は18時で店じまいです。
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島巡りの基本は村営バスが1時間に1本くらいの割合で回っています。初日は時間がないので、亜熱帯農業センターに行きました。無人の植物園で、しかも観光客が私1人、なのにこの行き届いた手入れのされている植物園、すごいです。植物園内に展望台があって、それが冒頭の写真です。
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2日目、午前中、戦跡めぐり、午後、森のトレッキングに行きました。若い女の子と、比較的若い女性と、男の若者2人組みと、私とガイドさんというメンバーで行きました。小笠原までは上陸されなかったため、硫黄島や沖縄のような悲惨な歴史はないようでしたが、軍隊は配備されていたようです。夜明山という山の中のいたるところで、戦争当時の洞窟や砲台、倉庫、備品などが残されていました。この戦跡はすごく山深いところなので、ガイドさんに頼まないと道に迷いそうな道です。

男の若者2人はベイスターズの帽子をかぶっていて、私はF・マリノスのタオルをかけていたので、すぐお互い同じ出身地だと分かりましたが、彼らは船中2泊父島1泊の旅行らしくて、午前中で帰りました。代わって、小学生のお姉さんと園児の弟さんがいる4人家族と、午前中から引き続き、若い女の子と、比較的若い女性と、森のトレッキングに行きました。
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三日月山の展望台で、集落を見ながらお弁当タイムとなりました。比較的若いお姉さんは、大阪から来たらしくて、私と帰り同じ船便でしたが、彼女はそこから、大阪まで夜行バスで帰るとのことでした。関東に住んでいても小笠原って遠いのに、東京からしか船の便がないから、全国各地から来る人は、3日がかりでここまで来ているんだと分かりました。沖縄なら大阪から直行便の飛行機があるけれど、そういう意味でも、小笠原はやっぱり遠いです。
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トレッキングした森は、ガジュマルのジャングルでした。ガジュマルのつるはとても頑丈で、子供たちは大喜びで、ガジュマルのつるでターザンごっこをしたり、お父さんはそれを必死にビデオカメラで追いかけていて、微笑ましい家族でした。
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アカガシラカラスバトという希少な野生動物の住む森へ行きました。その森でアカガシラカラスバトが食べている植物を探すゲームをしたり、ガイドさんのクイズに答えたりしながら、野生動物の生息環境について学びました。子供にも分かるように説明していただいたので、大変分かりやすかったです。アカガシラカラスバトは今、繁殖期なので、巣のそばは立ち入り禁止でした。でも、「ここで○○ちゃんが餌をみつけてくれたから、アカガラスバトさんたちが出てきても大丈夫だね。」ってガイドさんが言っていて、子供たちも喜んでいました。
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ツアーの最後に兄島が見える丘に行きました。そしてガイドさんが、アホウドリが昔この島にたくさんいたんだけれど、人間が羽毛にするために乱獲してしまい、島からいなくなったこと、けれども最近1羽だけ帰ってきてくれて、もう1羽いないと繁殖できないので、みんなアホウドリが帰ってきてほしいと願っている、ということを子供たちに分かりやすく説明してくれました。

ただ珍しい動植物を間近で見て喜ぶのではなく、その動植物の守るための取り組みや生育環境について勉強し、その希少動物を遠くから暖かく見守ってあげる、これが本当のエコツアーなんだなぁ、と思いました。

続きは、父島の旅(中盤)へどうぞ!
by hide3190ymo | 2008-01-07 23:13 | 旅行・観光
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