カテゴリ:舞台&美術( 87 )
ザ・ニュースベーバー横浜公演@関内ホール
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今日の昼の14時から16時の間、地元・関内ホールで、社会風刺コント集団ザ・ニュースベーバー横浜公演を見てきました。

早速イプシロン発射不発シーンで笑わせてくれて、そして、参議院後の与党・野党の代表のものまねシーンがあり、似ていないけど特徴は、ちゃんと捉えていて、特に石原慎太郎と橋下徹の掛け合いのシーンが面白かったです。石原氏のセリフ「中田宏くんも、どさくさに紛れて、参議院議員に、いつの間にかなったけど、横浜には2度と戻れないでしょうな」という発言には、客もうんうんと、うなずいていました。

印象に残ったギャグは、「横浜の林市長は、保育園待機児童ゼロと、数字を抑えるのが上手いです。なにしろ投票率まで、29,6%にまで、抑えましたから」とか、「今年は猛暑で40度を超える異常気象でしたが、隣の中国と韓国でも、40度を超えたそうです。特に韓国人は、38度を超えることに、敏感ですから」というギャグでした。

また、ザ・ニュースベーバーは、福島の仮設住宅に慰問し、近所の小学校で、コントライブを行い、その時の映像を流しながら、時の有名人が登場して、ギャグコメントを入れるシーンがあって、感動しました。

それから、小学校の社会科の授業で、先生が憲法96条が議員の3分の2以上であるというハードルの重要性を小学生でも分かりやすくするために、「簡単に変えられたら困るから、3分の2を必要としているんだよ。いかに3分の2を超えることが容易でないか説明しよう」という具体例を出すため、6人の生徒のうち、「京都や奈良に行ったことがある人、手を挙げて」というと、3人が手を挙げて、「ほら、6人中3人だと2分の1は超えても、なかなか3分の2にならないでしょ。だから憲法96条はなかなか変えられないように出来ているんだ。」

「じゃあ、今度は、沖縄に行ったことがある人、手を挙げて。」と言ったら、6人全員が手を挙げて、先生が、「え?みんな沖縄行ったことあるの?あ~沖縄の話はなし、ないことにしよう。」と焦って、「じゃあ北海道に行ったことある人、手を挙げて」と言ったら、6人中5人も手を挙げて、3分の2以上、簡単に超てしまったので、先生がアタフタして、事例が見つからず、こんがらがって行く様子が可笑しかったです。

替え歌のお兄さんの歌も、面白かったです。しかし、時事問題をネタにするのは、常に台本の書き換えがあって、大変な作業だと思うし、役者も大変で、今日1日の為に覚えなければいけないセリフもあるそうです。ザ・ニュースベーバーの役者は、身体能力もあり、芝居にメリハリがあり、同じお笑い系でも、ケラリーノサンドロウィッチの芝居のように、当たる日、当たらない日はなく、素晴らしい劇団だと思います。

(今日のYouTube) KISS YOU / TM Network

「♪地球を駆け巡る冷たいニュース~♪クールじゃないシュールじゃない君だから」の部分が好きです。
by hide3190ymo | 2013-08-31 18:02 | 舞台&美術
サンタクロース会議~アダルト編~劇団青年団 at こまばアゴラ劇場
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昨日、こまばアゴラ劇場で、サンタクロース会議~アダルト編」を見てきました。

この日は、AM11:00から50分「子ども参加型演劇 サンタクロース会議」を、「サンタクロースの存在を信じている子どもと大人のための会議」を午前中に行われました。青年団初の、親子で楽しめる参加型演劇だったそうです。

そして、PM14:00から60分「サンタクロース会議~アダルト編」で、「サンタクロースの存在を信じている子どもは見てはいけません。」という、未就学児お断りの、毎年、「サンタクロースはどこから来るの?」と子どもに問いかけられて困っているすべてのお父さんとお母さんのために、 青年団がおくる、ちょっとブラックな大人向け「サンタクロース会議」が上演されました。60分の芝居だけれど2000円でちょうど良い長さでした。

午前中、子供参加型演劇 クリスマス会議」を見た後で、子連れのお母さんが何人かアダルト編を見るため、子供を託児所に預けたり、ある程度大きくて、交流が出来るコーナーで待機させたりしているお母さんもいました。ちなみに託児所は、土曜・日曜だけで要予約だそうです。

「料金:0・1歳児2,000円 2歳児以上1,000円  予約:イベント託児・マザーズ TEL:0120-788-222(営業時間:土・日・祝日を除く10時~12時、13時~17時)※ご観劇の予約とは別に上記連絡先までお申し込みください。」だそうです。詳しくは青年団のホームページで、どうそ。

「サンタクロース会議」は、12月23日まで、毎日、公演するようです。下の表で、子供参加型クリスマスは赤色の文字、「サンタクロース会議~アダルト編」は、緑色の字で書かれています。
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劇団青年団は、2012年の2月1日から2月3日まで、「いわき演劇祭り~演劇からの復興~」が行われる予定ですが、場所はいわき芸術文化交流館アリオス小劇場になります。青年団は2月2日(土)の17;30から「ヤルタ会談」を上演します。この作品も作・演出は平田オリザで、第2次世界大戦終了間際に、アメリカとイギリスと旧ソ連の首脳が集まり、戦後世界の支配をめぐって開かれた「ヤルタ会談」を、痛快にパロディしたものです。これで東北地方の元気が1人でも多く励まされるなら、最高に素敵な話だと思います。

今回の「サンタクロース会議~アダルト編~」公演でも、もう観客が入場するときには、何人かの役者は、舞台の上で、すでに役作りをしてしていまして、1人の役者さんが、何かセリフをしゃべった後で、青年団のスタッフが、客席中央に来て「お待たせいたしました、只今から『サンタクロース会議~アダルト編を行います。場内禁煙、携帯はマナーモードでお願いします。本日は大変、混雑しているので、上着や荷物を預ける方は、おっしゃってください。」という挨拶がありました。

舞台美術は、中央にベットがあって、それを囲むように党首会談みたいな半円形の机があって、今回の会議は、他の会議シリーズと違い、机の後ろ側になる人はいません。その奥の中央には、暖炉と煙突の筒が飾られ、その後ろは黒幕になっています。暖炉から役者は出入りすることが出来ます。そして、円筒の上に「サンタクロースかいぎ」と書かれた横に長い看板状のものがあり、クリスマスらしい装飾がしてあります。

子供役の人が中央のベットに寝ていて、目覚めると、大きな靴下の中に、おもちゃが入っていて、子供がやったぁ!と飛び跳ねて喜び、暖炉の外に出てきます。実は3回の定期的な会議があって、会議と会議の間を、子供役の人が入れ替わって、きっかけとしています。

空間は定点観察ですが、時間の流れはファンタジーでして、いつもの青年団と少し違うかなぁとも思いました。

そして、3つの会議が始まります。

これから私が書くあらすじは、会話形式になっていますが、私の記憶とメモの範囲で、ポイントを抑える意味で、その方が書きやすかっただけなので、実際の演劇のセリフと相当違うと思いますので、それを前提に、興味のある方は、読んでくださいませ。

More 以下ネタバレと、写真15枚。
by hide3190ymo | 2012-12-16 19:14 | 舞台&美術
音楽劇 「ファンファーレ」 @ シアタートラム
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昨日、三軒茶屋シアタートラムで、坂本美雨も出演する音楽劇「ファンファーレ」を見に行きました。ミュージカルでもダンスでも単なる演劇でもない、演劇・音楽・ダンスのそれぞれの魅力を引き出した新世代の創造劇「音楽劇」。この芝居は、崇高な芸術でなく、エンターテイメントでした。

ちょうど、この日に坂本美雨さんのアルバム「I'm yours」がHMV ONLINEで来たので、それにiTunesにインポートして、ⅰPODで聴きながら、東急東横線から東急田園都市線の同じ東急電鉄なのに、動線の悪さに戸惑いつつ、坂本美雨さんのラブレターソングを聴いて、あまり恋愛経験が豊富な人ではないなぁ、私と同じだなぁ、とか思いながら、三軒茶屋へ行きました。

I'm yours! (初回生産限定)

坂本美雨 / ヤマハミュージックコミュニケーションズ



シアタートラムは、駅前再開発ビルキャロットタワーの2階とぺデストリアンデッキで繋がっていて、その下をくぐって、東急世田谷線に乗れるという仕組みです。駅と商店街が大きな幹線道路でぶつかって、下北沢の今の再開発計画が行われると、これと殆ど同じ都市構造になるので、下北沢の駅前の駅直結の商店街・個人商店という個性がなくなり、商店街の売り上げにも、響くので、SAVE THE 下北沢に共感します。

座席が「自由席」ということに気がつかず、開場時間になっても、スターバックスでキャラメルマキアートのGranteサイズを飲んでいました。最後まで飲まないともったいないと思いまして。スタバは、皆、勉強とか読書とかしていて、静かで会話がなく、みな同じ方向を向いているので、「図書館の学習室!」と思いました。

開場時間に並んでいなかったため、かなり後方ですが、右端の前から6番目くらいに座りました。通路側ならトイレに行きやすかったし、シアタートラムは、隣のキャロットタワーの中にある世田谷パブリックシアターのような大きい劇場ではなく、こまばアゴラ劇場を1.7倍くらいにした小劇場で、しかも段差が大きいので、どの席からも見やすい設計になっているようです。

確かに自由席と気が付かずに並ばなくて、超至近距離で坂本美雨さんが見られなかったのは、残念ですが、これが蒼井優ちゃんや真木よう子さんだったら後悔しますが、坂本美雨さんなら、ま、いっかー、OTODAMAで至近距離で見たし、と自分を説得しました。

グッズ売り場に、エコバックと、坂本美雨さんと口ロロ(クチロロ)のCDと、パンフレットが2種類あって、1種類は、ネットからCDに、この音楽劇の内容をダウンロードできるカードが入っているのが1500円、入っていないのが1000円でしたが、どうも、私は音楽を電子データにダウンロードすることに抵抗を感じるアナログ世代なので、1000円の方をGETしました。

何気ない日常の機微を、ループやサンプリング、日本語ラップなどの新しい発想で作品に結実させる柴幸男さんが、脚本・演出。□□□のフロントマンとして、歌もの、 HIPHOP、ソウル、ハウス、テクノ、音響、ジャズ、あらゆるものを聴かせつつもJ-POPに昇華させる三浦康嗣さんが、音楽・演出。うっかり見逃してしまいそうな、些細な、ズレた存在をふんわりダンス的パフォーマンスにくるみこむ白神ももこさんが振付・演出。この個性ある3人の演出が融和すると、どのような音楽劇になるのか、ワクワクしていました。柴幸男 × 三浦康嗣 × 白神ももこ、この3人の組み合わせは、第54回岸田國士戯曲賞受賞作「わが星」で最高のコラボレーションを見せた実績があります。

出演者は、坂本美雨、今井尋也(メガロシアター)、 今村洋一(地下空港)、 初夏(劇団レトルト内閣)、 大柿友哉(害獣芝居)、 北川結(モモンガ・コンプレックス)、 重岡佐都子、 清水久美子、名児耶ゆり、 西尾大介(ALOHA)、babl、 柳瀬大輔の12人。
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主人公のファーレは、第1幕の少女時代の頃の役者が、名児耶ゆり、第2幕の家出娘時代の役者が、初夏、第3幕の大人になったファーレは、坂本美雨です。第1幕でも第2幕でも音響のコーラスにも出てきて、この演劇の挿入歌に、坂本美雨さんの前回のアルバム「HATSUKOI」の収録曲「RING OF TALES」を歌いました。シンセサイザーがないので、テクノではなく、アコースティックなHIPHOP(?)みたいな感じで、口ロロにだいぶ編曲はいじられましたが、ところどころで、坂本美雨さんの声を堪能できます。声楽を大学で先行したせいもあるのか、セリフに出てくる日本語も綺麗でした。まあ、滑舌が完璧になるには、基礎訓練を積まないといけないのですが、たまに吉田栄作みたいに知名度だけ高くて基礎練習不足で平気で舞台に上がる人もいるので。とにかく坂本美雨さんの歌声を、堪能できる芝居で、それだけで、私は、大満足です。

HATSUKOI

坂本美雨 / ヤマハミュージックコミュニケーションズ



音響は、全て生演奏で、舞台が2段組みになっていて、その上の段に小さなスペースを左右に作って、生演奏しています。いつも高橋幸宏さんが出る場所(YMO、The Beatniks、ソロ)には必ずサポートで出てくるpupa5号の権藤知彦さん(pupa/anonymass)がユーフォニアム・フリューゲルホルン、田中佑司さんがパーカッション・ピアノ、 千葉広樹さんがコントラバス・バイオリン、村田シゲ(□□□/CUBISMO GRAFICO FIVE/Circle Darko)がエレキギター・エレキベース、三浦康嗣がピアノという構成で、権藤知彦さんが出て演奏するたびに、「権藤知彦さんだー!」って心の中で歓喜する私!

舞台は、3部構成で、平田オリザ氏が嫌う「説明的なセリフ」は、ヒップホップもしくはラップ的にダンスをしながら状況説明をしているので、そんなに説明的なセリフはありませんでした。

今回の音楽劇は、ループというサンプリングマシンで、音を繰り返すシーンが多く、心地よかったです。

ダンスの部分は、みんなが揃って同じ動きをするシーンがなくて、「おお、これは、すごい」というシーンもないので、出演者のダンスが本当に上手なのかどうか分からないけれど、ポップで、かつ、ゆるゆるで楽しかったです。よくパンクバンドの演奏が本当に上手いのか、もっと分かりやすく言うと、セックスピストルズのシドは本当にベースが上手いのかみたいな感じでしょうか。

また、今回の音楽劇「ファンファーレ」の公演は、地域をめぐり生み出される4つのmixが予定されているそうです。 「ファンファーレ」は、TOKYO mix/MIE mix/KOCHI mix/MITO mix の4つの異なるmixをもつ作品として創作されるらしいです。東京での封切り公演に先立って、東京以外の3都市で現地出演者のオーディションを兼ねたワークショップを実施し、 各地で創作したシーン、各地で得た発想を作品に編みこむとともに、3都市では、現地出演者を加えた当地オリジナルバージョンで上演されるそうです。主幹劇場で主に制作された作品を各地に巡演する従来の形から、公演を行う地域と関わりながら創作する、公共劇場の新しい舞台創作の試みなんだそうです。

More 以下、あらすじです。
by hide3190ymo | 2012-10-14 15:27 | 舞台&美術
ザ・ニュースペーパー @ 神奈川県民ホール(小ホール)
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昨日の昼に、社会風刺を笑いにするチャップリンみたいなコント劇団「ザ・ニュースペーパー」の公演を見に行きました。会場の神奈川県民ホールは、海岸通りにある山下公園のイチョウ並木の沿いで、近くには世界で最も大きい華僑の街、横浜中華街があります。3連休の真ん中の横浜と鎌倉には自家用車で来ては行けません。必ず渋滞ハマります。

領土問題で日中関係の危険性を報道されていますが、昨日の横浜中華街は、中国人観光客が結構来ていて、華僑が上海からのツアー客をもてなすという不思議な光景でしたが、結局、あの暴動は、海洋資源のほしい中華人民共和国政府が、メディアを操作して、騙された一部の若者達がやっているだけなんだなぁと、つくづく思います。

ザ・ニュースペーパーは、最初に、AKB48のパロディで、「『尖閣諸島』獲得戦ジャンケン大会~胡錦濤VS野田佳彦」というネタでしたが、年配の方が多くてパロディなのも伝わってなかったようですが、私は面白かったです。

胡錦濤退場後、野田総理のものまねの役者さん(登場人物は全員有名人のモノマネですので以下解説は省略します)が、「今日、神奈川県民ホールの小ホール満席です。ありがとうございます。大ホールでなくて良かったです。」と挨拶。基本的に全てブラックジョークです。そして、野田総理のモノローグ「第3次内閣じゃなくて大参事内閣だよ」「消費税問題も消費税率を2014年に8%にする。そうすればみんな計算が大変だ。そこで15年10%に引き上げて計算が楽になるという方法を考えたのにな。」「小沢が『国民の生活が第一』だと?奴が党を作るなら、せいぜい『悪党』だ。」と。

そこへ田中真紀子の役者さんが、全然似てなくて、ものすごいオーバーアクションで、それだけで面白いのですが、「私は文部科学大臣なので、さっそく『いじめ問題』に取りかかりたい、まずは、私がいじめている方、田中直樹の登場です。」すると田中直樹が防衛大臣が登場して、ご迷惑おかけしましたと謝罪、続いて前原誠司 経済財政担当相が「2030年までに原発ゼロは無理です。やれないことを出来るという、これが民主党ですから。」と演説。そして、民主党の選挙用ポスターで野田総理の顔がアップ過ぎて、キモイ話題が展開されました。

そして、国立永田町美術館というコーナーで、後ろにスクリーンに名画が出てきます。ミレーの「落ち葉拾い」を野田総理の「落ちた支持率ひどい」に、ミレーの「種まく人」を小沢一郎の「金まく人」に、ムンクの「叫び」を輿石東の「文句の叫び」に、写楽の「浮世絵」を鳩山由紀夫の「浮世離れ」に、そして、ギターの弾き語りの谷本健一郎さんが登場。南こうせつの「神田川」を民主党分裂劇をネタに替え歌を歌っていました。そして民主党のキャラクターが戻って、またドタバタギャグをやった後、ストップして、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を「最後に解散」に例えていました。少々無理のある例えもありましたが。(笑)

続いて、田原総一郎が登場。このモノマネは上手かったです。「自民党が総選挙のために総裁・立候補者を募り、衆議院、参議院、養老院の3つの行き先が見えてきました。」そこで、安倍晋三のモノマネをする役者が出てきて、「だいぶ前に安倍晋三役をやっていましたが、昨日、やってくれと急に言われて、キャラクター作りを思い出すのが大変でした。」と、ぶっちゃけトーク。

田原総一郎が「安倍さん、何もしなくても支持率が上がるからすごいですよね。今まで、ご病気だったんですか?」と尋ねると、「新薬が出来たんで~す。私も、のりピーも復活で~す。酒井法子さん塀の向こうに田代まさしさんがいたそうで~す」 

そこへ石原伸晃が登場、「民放番組で、東京電力福島第1原発事故で汚染された土壌の保管先に関し、福島原発第1“サティアン”しかない」という失言癖を田原総一郎が指摘。石橋湛山の役作りも、動きがキモイと自民党メンバーに言われていました。続いて、小泉進次郎が出て、ニカっとして「さわやかでしょ」

そして、ドリフのように自民党メンバーと田原総一郎が舞台から退場した後で、谷垣禎一前総裁の哀愁のモノローグ。「総裁選が終わった。新総裁を『平成の明智光秀』っていうけどなー、オレ、一度も『織田信長』って言われたことないよ!谷垣さんらしい終わり方だって、なんだよ!そんなに影の薄い存在感のない男なのか!」と。

続いて、東京スカイツアーの見学シーン、今日で来場者100万人突破の日、高さ350mの展望台、マスコットと観光客がドタバタギャグで、全員すごいキツイ姿勢の状態になったときに、照明が照度を落とし、谷本賢一郎のギターで、東京タワーが登場。東京タワーの哀愁のモノローグが長々と続く間、スカイツリー観光客とマスコットがつらい姿勢で動きをストップ・モーションで耐えているという自虐ネタ。

次のシーンは、「よしもと新喜劇」のパロディで、「はしもと新喜劇」が始まり、ギャグを言う度に「大阪やで~大阪やで~」とやっていました。日本維新の会の党首で大阪市長の橋本徹が登場。これは本当に似ていました。「みんなが良く知っている人のようで、実はよく知らない人、なにわのコスプレイ」と紹介されていました。「皆さん、日本維新の会の旗を作りました。バックの日本地図には尖閣諸島も竹島も含まれています。今日は、大阪市特別区構想の顧問の中田宏くんを紹介しようと思いましたが、やっぱり横浜じゃ出れないでしょうねー。」そこで会場が大爆笑。横浜公演ならではのブラックジョーク。

【解説】 元・横浜市長・中田宏は、横浜市を新自由主義の実験場にして失敗したので、医療福祉切捨ての弊害、スキャンダル事件、開港150周年祭の大赤字が見えた頃、突然「国民運動をやる」と横浜市長辞任の表明をし、「衆議院選挙と横浜市長選挙を一緒に行えば市長選の投票率が上がる」という言い訳で、市長を辞任の時期をタイミングよく設定し、横浜市民には「逃げた」としか思えない動き。

横浜開港150周年祭の失敗で、各イベント主催者から横浜市長へ訴訟を起こされ、保育園の待機児童数が政令指定都市ワースト1になり、港湾病院は民間に売り払われ主治医が全員変わり、医療・福祉分野の行政サービスの民営化を図り、「禁断のメス」を入れ、最低価格で入札した医療・福祉関連業者は最低賃金で専門職を雇って「官制ワーキングプア」を作り、富裕層と低所得者層で、医療・福祉サービスに差がついてしまう状態です。

それにしても、私が一番呆れたのはマスメディアの対応で、それまで中田宏の成果を横浜市長として称えていたくせに、辞任すると分かった瞬間から、中田宏のスキャンダルに焦点をおいて密着取材してパッシングしてくる権威主義的な日本の報道陣。なぜ、彼が横浜市長として権力を発揮しているときに、政策の矛盾を知っていながら、批判さえしない、早く市長を変えるべきだと訴えて世論形成しない、これをジャーナリズムと言えるでしょうか。

横浜市民が一番、中田宏を「歴代最低の横浜市長」と思っている割合が多いのです。大阪で特別区顧問担当になり、橋下徹・大阪市長の「維新塾」にも「元・横浜市長」というブランド名で出ている中田宏を、多くの横浜市民が冷ややかな目で見ています。


橋下徹の合図で、「お客さん全員起立!」。小劇場用の小さなホールなので、この先のネタは、みんな分かっているのに、全員起立していました。日本野鳥の会の人が出て双眼鏡で会場のお客さんを監視。「国歌斉唱」と言って、「君が代」が少し流れましたが、日本維新の会のメンバー役をやっている登場人物が「そんなに、みんな起立するとは思わなかった。」と、あわてて歌を止めて、「大阪やで~大阪やで~」とフォローしていました。それから、維新の会の登場人物のズボンの内またが、たまたま公演中に、サクッと切れて、太ももや膝が見えてしまうハプニングがあり、それを橋下徹が突っ込んでいて面白かったです。こういうのが生の演劇の良さです。

続いて石原慎太郎登場。「尖閣諸島の購入のための寄付金は、15億円も集まりました。ありがとうございます。このお金は責任もって、オリンピックに使わせていただきます。」「上野動物園のパンダは残念だったね。一応、名前、考えていたんだ。『センセン』と『ガクガク』ってね。」 そして、筋肉ピクピクのボディビルダーが登場し、「君が代」のBGMに合わせて、筋肉をピクピクさせて、会場を喜ばせていました。

それから舞台は、普天間基地に移り、初めてオスプレイに乗る米軍兵2名。「アフガニスタン、ドッカーン、フロリダでも、ドッカーン、でも、オスプレイMV-22、機体は大丈夫。操縦者が悪かった。」 そして2人がヨーヨーみたいな紐と錘がついたものを、ぐるぐる回して、ヘリコプターの動きを表現していまいた。「Japaneseモードで行くよ。市街地の上を通って、ヘリコプター全開!」「おー、Many People、デモやってるよ~。」「ヘリモード、チェンジしま~す。ここ重要。」「乱気流が来たやばい!」「よし低空飛行にしよう。」 ヨーヨーみたいなものの回し方を頭から手の横に回そうとしたら、途中で空回りして、米軍兵の役者のクビをぐるぐる巻かれてしまい、「やっぱ、オスプレイ、危ねえよ。」という見事なオチでした。

【解説】 沖縄のオスプレイ12機配備に伴い、日米両政府が合意しているオスプレイの主な運用ルールは、次の通りですが、初日の飛行訓練から今日まで、全く守らてれていません。では、日米合意がどんなものか検証しましょう。密集市街地の上で、思いっきり、回転翼を上に向ける「垂直離着陸モード」で飛行され、そこには「必要な場合を除き」とあります。繰り返されるルール違反に、「ただし書き」や「必要な場合を除き」や「可能な限り」や「必要最小限度にする」等、どの項目にもいわゆる「例外規定」があり、米軍のやりたい放題になっており、沖縄県の仲井真知事は9日に野田総理大臣と会談し配備の撤回を求める予定です。

<日米合意の内容>

①低空飛行訓練 地上500フィート(約150メートル)以上で飛行する。ただし、安全性を確保するため地上500フィートを下回らざるを得ないこともある。原発、史跡、人口密集地域、学校などの上空を飛ぶことは避ける。

②飛行コース 米軍施設・区域の周辺では、学校や病院を含む人口密集地域の上空をできる限り避けて設定する。可能な限り海上を飛行する。

③飛行モード 必要な場合を除き、回転翼を上に向ける「垂直離着陸モード(ヘリモード)」での飛行は米軍施設・区域内に限る。回転翼を前傾させる「転換モード」での飛行時間は可能な限り短くする。

④夜間飛行訓練 任務の達成や、要員の練度維持に必要な最小限度に制限する。


それから、小泉純一郎と新次郎の親子漫才。「小沢は『国民の生活が第一』じゃなくて『国民の生活が台無し』だよ。」「野田総理も、支持率は下がっているけれど、血糖値は上がっているよねえ。」「父さん、横浜の印象はどうですか?」「いや、海も緑もあっていいねえ。歴史と文化があっていいねえ。横須賀は。」「お父さん、横須賀の話じゃないでしょ、横浜の魅力の話ですよ!」「横浜は全国でナンバー・ワンらしいよ、全国で一番無くしてほしい新幹線の駅(新横浜駅)。」「それ褒めてないでしょ!」

「横浜市民はみんな横浜市であることを誇りに思っているねえ。横浜市民であることを愛しているけれど神奈川県民であることを愛していないよ。」「港町と言えば、横浜・長崎・神戸だけれど、横浜市が全国で一番人口が多いね。370万人だよ。相模原・藤沢・大和の人は、みんな自分が横浜市民だと思おうとしているから、あと100万人プラスだよ。緑区は町田市に取られちゃうかも知れないよ。」

「横浜の誇りと言えばベイスターズでしょ。横浜市民370万人のうち、5000人がファンらしいよ。」「それ、多くないでしょ!」「さらに横浜横浜DeNAになったらファンが4000人になったらしいよ。AKB48の総選挙をパクって、レギュラーを決めるといいよ。あと、ベイスターズが勝つには、ルール改正が必要だね。横浜DeNAは、最初から5点のハンディをあげるとか、選手が3塁まで行ったら1点とか。中畑監督は『男は負けると分かっていても、ぶざまな負け方はするな。』と言っているらしいよ。」

そして次は天皇皇后陛下に挨拶に来たオリンピック選手のネタ。ちょっと私はスポーツ詳しくないので割愛。

ラストシーンは、またギターの弾き語りの谷本健一郎さんのギターで、ニュースキャスターが最後のお笑いニュースを読んでいました。こういうニュースキャスターの役で「お笑いグランプリ」とか、自分の子供の頃にいたなぁ、名前は思い出せな行けけれど。

舞台挨拶は、最後、全員出て来て、ブレイクダンス、男8人でしたが、良くこれだけ新鮮なネタを、いつ脚本を書いて、いつセリフ覚えているかが不思議です。やっぱり訓練でしょうか。女装した俳優さんは特に役作り大変だったと思いますが、これも訓練している人は、出来ちゃうんでしょうねー。

えー、中には、これを読んで、不愉快に思われているかも知れませんが、これは全部ジョークですから、お許しくださいまし。特に、新横浜・緑区・相模原市・藤沢市の皆さま、私は、どの町も個性があって好きですよ~。

ま、一番申し訳ないのは、横浜DeNAベイスターズのファンの皆さま、本当に辛抱強く応援しているに、申し訳ありません。ちなみに私は阪神タイガースのファンです。サッカーは、ちゃんと地元の横浜F・マリノスを応援しているつもりですが、すみません。すみません。

(今日のYouTube) KISS YOU / TM NETWORK
by hide3190ymo | 2012-10-08 18:02 | 舞台&美術
優しい雨
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今日は、午後、時間休で通院してきました。小雨がしとしと降っていて、ニュージーランド人だったら、傘をささないくらいの雨でした。傘の色が街を染めて、景色を美しくしています。

関内ホールでは、神奈川県建設労働組合連合会という職人さんを中心とした労働組合が集会を開いていた様子で、浜建労や湘央建設組合などのシュプレヒコール用スピーカー車が4台くらい停まっていました。私の加盟している自治労連と同じ全労連系の労働組合です。雨の中デモ行進をしたのでしょうか、お疲れ様でした。

今年は例年より1カ月遅れて台風ラッシュが来て、暑くなったり寒くなったりで、衣服の調整が難しい気候です。早く秋晴れの涼しい日になるといいですネ。

(今日のYouTube) 優しい雨 / 小泉今日子

映像はドラマ「愛するということ」最終回のものだそうです。
私は、このドラマは見ていなかったのですが・・・・・。
でも、ハッピーエンドで終わるトレンディなTVドラマは、好きじゃないな。
by hide3190ymo | 2012-10-03 21:17 | 舞台&美術
呼吸ー透明の力ー 勅使川原三郎+KARAS @ KATT(神奈川芸術劇場)と、私の腹痛。
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今年の7月20日(金)から10月6日(土)まで、「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2012」というイベントが、今、横浜で行われていることを、皆さま、ご存知でしょうか?

みなとみらい、関内及び山下公園周辺ほか、市内各地で、プロからアマチュアを問わず、ダンスもハワイアン・フラダンスから、社交ダンス、ヒップホップ・ダンス、ストリートダンス、創作ダンス、舞踏とあらゆるジャンルのダンスイベントが行われています。

今日は、そのプログラムの1つである勅使河原三郎+KARASの「呼吸-透明の力- Breathing - Power of transparency - 」を、KATT 神奈川芸術劇場で見てきました。

勅使川原三郎さんの演出で、出演者は、彼の主催する「KARAS」のメンバー(勅使川原三郎さん、佐東利穂子さん、川村美恵さん、ジイフさん、鰐川枝里さん、加見理一さん、山本奈さん、高木花文さん)、そしてワークショップ受講生達でした。照明は清水裕樹さん(ハロ)、音響は三森啓弘さん(サウンドマン)でした。

私は、1階3列目の席のチケットを持っていたのですが、でかいスピーカーが3つ置いてあり、これだけ広い会場に、ダンスの音楽を流すのに、スピーカーが床置きだったら、私は間違えなく、ライブ難聴(突発性難聴)になるので、スタッフに事情を話して、当日券が余っている席に交換してもらいました。

最近、メンタルヘルスが良くなったと思ったら、胃腸の調子が思わしくなく、便秘と下痢を繰り返します。本公演も、始まる1時間30分前に、急激な腹部膨張感が来て、耐えられず、内科医から処方される座薬を入れて、公演が始まる前に、ラクになる方法を祈りましたが、「只今から開場します。」というアナウンスの瞬間に、トイレに駆け込む羽目になり、18:00~19:30のダンスなのに、最初の15分もトイレへ行き、どんなスタートをしたのか分からなくて、チョベリバーな気分でした。

舞台には、大道具も小道具も一切なく、席も後ろの方になりましたが、かなり奥行きのあるステージで、見ていると、最初の創作ダンスを創るときのプロット図みたいなものが見えてきて、かえって高い位置から見下ろして、全体の人の配置が分かりやすかったです。

いわゆるマス・ゲームとは、全く逆で、復数名の人々が出るシーンでも、誰1人として、同じ動きをしていない、だけれど、美しい調和が保たれていました。これは出演者が、他の出演者がどのポジションでどんな動きをしているかを察知しながら、自分が次の瞬間に動くべき動作が分かる、ワークショップ受講者の方々も、それが出来ているので、素晴らしいです。

タイトル通り、出演者が、いろいろな種類の「呼吸」を発し、互いにコミュニケーションを図っていきます。それは動物が鳴き声の種類を変えて、求愛したり、天敵が来たり獲物が来たりした時に仲間に知らせたりするのと同じように感じました。(ちなみにチンパンジーは人間の5歳児並みの脳があり、コミュニケーションを図って集団生活をするらしいです。)

あえて呼吸のみで、コミュニケションさせて、人間だけでない、どんな生き物でも持つ「生命」というものが浮かび上がってきます。また、照明が上手くて、透明感のある空間を作り出して、その「生命」をより透明でクリアなように見せてくれます。

音響は、クラシック音楽から、ヴォーカル入り(英語)のバラード音楽から、シンセサイザーで作った音楽から、いろいろアレンジしていました。中には、ノイズ音を大ボリュームで流していたので、席替えは正解でした。

出演者の演技は、やっぱり呼吸をいろいろな形で出しながらも原則は腹式呼吸、KARASの人は、やはり、勅使川原三郎さんのように、体を回転させながら長期移動するシーンがダンスの中でも目立ち、ああ、やっぱり、勅使川原さんだなぁ、と思いました。

後は筋肉の使い方で、山海塾などは常時全身の筋肉を緊張させていますが、今回の公演は、身体のある部分は緊張して歯切れよく動かし、別の身体の部分は意識的に脱力してルーズにブラブラさせる、そんな感じがありました。

唯一、日本語で会話をしているシーンがあって、間違えなく演劇サークルの基礎練習で必ず行う「自然体」と、「全身脱力」「一部緊張・一部脱力」を行っているシーンで、リーダーらしき人が、「はい、足の裏に体の重心が来るように立ってみて」とか、「上半身を脱力して歩いて」という趣旨の会話をしていて、私も大学時代に演劇サークル(「筑波小劇場」というアングラ・ファンタジー劇団)に所属して、基礎練習をやってから、芝居の稽古に入るので、懐かしいなーと思いました。

後半になって、だんだん人数が増えて、照明の変化も著しくなり、ダンスのスピードも速くなり、という感じで、前半のノスタルジックな雰囲気とは変わって、「生命の躍動」「生きる喜び」みたいなものを、言葉を使わず身体表現だけで感じました。そこが、舞踏や創作ダンスの面白いところだと思います。

19:30で終了。拍手喝采で、他の観客も、みんな笑顔でした。

ちなみに、明日が最終日で、時間帯も昼間なのですが、見たいと思う方は是非、どうぞ。「明日も当日券が出ますよ」とスタッフの方が言っていました。

(今日のYouTube) TAINAIKAIKI / Ryuichi Sakamoto & David Sylvian

今日の公演で「生命の躍動感」「命の鼓動」みたいな世界を見た後で、この楽曲とイメージが似ているな、と思ったのです。坂本龍一の「HEARTBEAT」ツアーに行った人は、デビット・シルビアンが参加とは、超サプライズ・ゲストだったでしょう。うちの兄貴は行ったそうで、私は大学の卒論に追われていたので、後で話を聞いて、羨ましいと思いました。

坂本龍一が「HEARTBEAT」をリリース後、普段は難解な哲学で音楽を作るデビット・シルビアンに、彼女が出来て結婚が決まり、シルビアンの方から教授に連絡して、「是非、『体内回帰』に、歌詞をつけて歌ってみたいんだ。」と、はしゃいでいたそうです。もちろん、無二の親友の頼み、教授もOKを出して、TAINAIKAIKI Ⅱのバージョンを作ったそうです。教授のベストアルバム等には、「TAINAIKAIKI」と言えば、David Sylvianとのコラボと思われがちですが、オリジナルの「HEARTBEAT」には、「TAINAIKAIKI」の楽曲は、インストロメンタルに、女性のバックコーラスが少し入っている曲でした。
by hide3190ymo | 2012-08-25 23:16 | 舞台&美術
現在地 チェルフィッチュ @ KATT(神奈川芸術劇場)
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3月の体調の良いときにチケットを買ってしまったもので、会社の帰り道だから、ちょっと寄っていくかと、ファーストフードを食べて、チェルフィッチュを行きました。自由席で整理番号順に入りました。せっかくいい席をキープしたのに、前の席に背の高い男が帽子をかぶったまま着席し、ステージの半分が見えないので、結局、端っこの方で見ていました。

舞台には、7個の正方形の椅子が並べてあって、3つの球が浮いていて、舞台と客席の境目から150度のところに、フレームがありました。時々、舞台かなり上の方に、地球を含め、惑星の絵が映写されていました。

「今までのチェルフィッチュとは違う」とチラシには書かれていたけれど、初めて見るので、どう違うかはわかりませんでした。作・演出の岡田利規さんは、福島第一原発事故以降、演劇に何が出来るかと思うと、何も出来なくて、むしろ原発賛成とか反対とかではなく、客観的に世の中を象徴したフィクションを作る方がいいと考えて、作ったそうです。

登場人物は、7人全員女性で、舞台は個々の役によって、またシーンの違う「現在地」、ある人にとっては「ノアの方舟」だったり、ある人にとっては「滅びた村」を見る高台だったり、なのに、なぜかコミュニケーションをとっています。

そして、会話はダラダラで、ずっと同じリズムで、同じ抑揚で、全員、話します。そして、役者が動く必然性のない場面で動き、他の役者とコミュニケーションを取ります。1つ1つのセリフが詩の朗読のようで、口語劇かと思っていたら、意外と長セリフが多く、それが時には難解で、時には自分の心をえぐるように残酷なセリフだったりしました。

音響は、サンガツというインストゥルメンタルバンドで、幻想的で、セリフと同じくらいに芝居の中での割合を占めた音楽でした。というか音響がもしなかったら、この芝居はかなり厳しいと思いました。
by hide3190ymo | 2012-04-28 17:18 | 舞台&美術
テキサス(長塚圭史作、河原雅彦演出)
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昨日は冷たい雨の中でしたが、規則正しい生活をするため、演劇は、しばらくの間、夜の回でなく、昼の回に行くことにしました。

阿佐ヶ谷スパイダースを率いる長塚圭史が原作、HIGHLEG JESUSを率いていた河原雅彦が演出の作品で、2001年に上演されたもので、今回の再演においても、長塚圭史は、殆ど筆入れをしない方が味があっていいと判断して、11年ぶりにパルコ・プロデュース公演として、11年前はテキサスの役者として登場していた河原雅彦が演出しています。

松尾スズキ率いる大人計画の役者でかつミュージシャンとしてSAKEROCKでも、ソロでもデビューして各地の音楽フェスに出演している星野源をはじめとし、木南晴夏、野波麻帆、岡田義徳、高橋和也、松澤一之など個性派役者を揃っていました。

もう、「この役者が特に良かった」とか、「このシーンが特に良かった」なんて、全くなく、どの役者もテンション高くて、ストーリーの完成度も高く、原作最初から最後まで、楽しんで見ることが出来ました。

この芝居は、場面展開(それから3年後とか時間が変わったり、舞台装置を入れ替えて場所の設定を変えること)が全くなく、ある意味、役者の会話と演技にかかっていると思いますが、久しぶりに「新劇」を見たという感じです。

「テキサス」というタイトルだけれど、西部劇なんかではなく、登場人物に1人カウボーイの恰好をした違和感のある役者がいただけで、舞台は、主人公が恋人を連れて実家の田舎に尋ねたという設定で、従って舞台は、主人公の実家。でも、ステージの民家は良く作られて、良い雰囲気でした。

久しぶりに実家に帰ったら、お姉さんも、友人・知人も、元の顔でも姿でもないのに記憶だけが残っていて、、この田舎では、整形手術が流行っていると皆、口ずさむ。

そしてカウボーイが来ると、皆、ハハーッと土下座をする、一体この田舎で何が起きているのか、昔から鶏がどちらが卵を早く産めるか競争するゲームの習慣はあったけれど、今や、「闘鶏」が主流となっており、一番強い鶏を持っているのがそのカウボーイでした。カウボーイは、恋人をさらっていきました。主人公は、ヒヨコを買いながら、カウボーイの鶏に平和の大切さを教え、次の戦いで、なんとカウボーイの鶏は闘志がなく、主人公の恋人が帰ってきました。

主人公の所へ、借金ローンの取立屋が実家に来るが、もちろん返せず、代わりにしばらく、この家に居させろといい、しばらく泊まることになった。その間、庭にある葉っぱが麻薬であることに気が付き、主人公の恋人は、麻薬中毒にされてしまいます。

そして、整形手術の名医のところに行った人は、目玉が落ちたり、鼻が落ちたりし、顔に包帯を巻いて、お互い誰だか分かるように、マジックペンで過去に名前が書いてある。そして、主人公のことを東京に行く前から好きだった女性が、主人公の恋人の金髪を見て羨ましがり、本物の外国人になってしまいました。

そして、主人公の恋人が、主人公のお姉さんの部屋を開けると、元・お姉さんとその恋人と思われる、2人の男女の身体の首が吊ってありました。でも、整形して、顔も姿も変わったお姉さんと恋人は生きて会話を続けています。でも、だんだん、やっぱり、目とか鼻とかが落ちていく。2人はお互いの顔に名前を書き合いました。決して、喜劇ではにのに、なぜか明るい虚構を感じました。

一体、この田舎で何が起きているのか、そして、最後に主人公が見つけた意外な真実とは!?

シリアスなシーンでさえも、笑いが絶えない個性派ぞろいの役者達の芝居を、みんなも見に行きましょう!

2012年3月17日(土)~4月8日(日) PARCO劇場(渋谷PARCOパートⅠ・9階)
2012年4月14日(土)・15日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2012年4月16日(月)・17日(火) 名鉄ホール
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劇場のあるPARCOパート1の7階のベトナム料理屋さんで、フォーを食べてから芝居を観ました。
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渋谷のタワーレコード、いつから、こんなに大きくなったのでしょう。

(今日のYouTube) Space Cowboy / Jamiroquai
 ジャミロクワイ、SUMMER SONIC'12に出演決定!
by hide3190ymo | 2012-03-25 16:32 | 舞台&美術
金閣寺 (宮本亜門演出) @ 赤坂ACTシアター
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私が入院する前に見た芝居なので、感想文を書くのは、なかなか思い出せないのですが、今年1月の最後の週に、宮本亜門が演出する「金閣寺」(原文:三島由紀夫)を見た簡単レポです。

実は、高校のとき、夏休みの宿題で、三島由紀夫の金閣寺を、斜め読みしかしていないのに、鑑賞文コンクールに入賞してしまった記憶があります。縦書きの読書が苦手で、目って横に長いのに、文学はなぜ縦書き?みたいな感じで、どうも、上下に眼球を動かすのが苦手でした。大学のとき劇団にいましたが、オリジナル脚本は横書きでした。

あんまりテレビを見ないので、ジャニーズとかAKBとか殆ど知らないのですが、ジャニーズ系の出演者がいたらしく、女性率が、アヴリル・ラヴィーンのコンサートより高い、特に前半と後半の間の休憩時間で、女子トイレに長蛇の列が出来ていました。

宮本亜門は、ブロードウェイ・ミュージカルを東洋的にアレンジするエキゾチックな演出家ですが、今回も、ニューヨークで公演を見た外国人から見ると、「ファンタスティック!」と思える演出でした。

大道具に頼らず、出来るだけ出演者の身体表現で観客とイマジネーションを共有し、稽古場に近い状態を見せるような演出で、机や椅子の移動を、黒子も出演者も手伝い、特に、出演者が走っていく通路を机や椅子の位置を、かなりのスピードで変えていく技は素晴らしいです。

また、舞踏のような音響&ダンスの表現で、僧侶の生活を描いているシーンは、海外からも、エキゾチックジャパンとして、評価を受けたと思います。

ただ、納得行かなかったのはエンディングで、柏木が「世界を変えるのは認識だ」という考え方って実はすごく重要であり、それを否定して金閣寺を燃やして、自分は「生きよう!」と言うのは、「ちょっと他人のせいにし過ぎじゃないの?」と思いました。

金閣寺が燃えることで、どれだけ社会に迷惑をかけているのか。昔、私の職場で、重要文化財の旧S友邸の耐震改修工事中、日曜日の作業員の出入りがないときに、火災事故が起き、今までの工事の支払いはどうするのか、事故の原因は何なのか、大変、困惑しました。

今度は、その翌週、神奈川県の湘南にある二宮町の旧・吉田茂邸で、火災事故が、2週連続起きました。二宮町の住民は、「町の唯一の誇りで、観光客もいらっしゃったのに、どうして・・」

「生きよう」と言うなら、ちゃんと自首して刑罰を受けて、賠償金を払って、それでも強く生きていってほしいと思いました。

ラストに「生きよう」と言い終えてあと、主人公はすぐ、観客席につきました。もちろん、宮本亜門だって、金閣寺を燃やすのが正しいなんて思っていないし、「これは、あくまで、お芝居の話、虚構の話だよ」ということを伝えるための演出だったと思いました。
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(今日のYouTube) METHODS OF DANCE / JAPAN 
by hide3190ymo | 2012-03-23 19:49 | 舞台&美術
赤坂なのに、金閣寺。
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なう、赤坂サカス。TBSの前。赤坂ACTシアターで、宮本亜門演出の「金閣寺」が18時から始まります。今、隣の赤坂BRITZで、七尾旅人やザゼンボーイズの出る音楽イベントに、行列が出来ています。
なお、パソコン入院中のため、鑑賞文は、ブログパーツで、右下のツイッターに小分けにメモしていますから、22時以降に、どうぞ!
by hide3190ymo | 2012-01-28 17:29 | 舞台&美術