今日の関心事 12th July 2011
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美味しいお刺身をいつまでも食べたいと思いませんか?
人々が集い笑って過ごす夜を送ってみたいと思いませんか?
子供たちに、青い地球で、良い人生を過ごしてほしいと思いませんか?

放射性同位体であるセシウム137は約30年の半減期ということは、放出されたセシウムの半分は、30年間にわたって放射能を出し続けて、残りの4分の1は60年間にわたって放射能を出し続けて、もはや、回収しない限り、大気も土壌も海洋も汚染され続ける、そんな大失敗をした人類に、これ以上、原子力発電所を稼働し続けるなんて、選択肢はあり得ません。

私の友人には、原子力発電所のシステム・エンジニアもいるし、防衛省からの委託で米軍住宅の設計をやっている建築士もいます。私だって、たまたま原子力発電所から比較的遠い地方自治体に勤務しているけれど、もし自分が厚生労働省の職員だったら気が狂いそうになると思います。

生計を立てるための仕事だけで社会を動かすのは、1人の労働者では、どんなに優秀な能力の個人でも、限界があります。現場で働いている人を個人攻撃するのではなく、政策や経営に意思決定権を持つトップの政治家や資本家に、1人の市民として、1人の人間として、団結して、トップに働きかけるべき時です。

埼玉県三郷市の市民グループ「放射能から子ども達を守ろう みさと」は、7月5日、国会内で記者会見が行われました。要請を受けた神戸大学の山内知也教授(放射線計測学)は、三郷市が測定に使用した機材と同じ測定器で、22小学校の正門前を中心に計測。

その結果、いずれも山内教授の測定値のほうが相対的に高く、ある小学校正門近くの水路脇では、毎時1.86マイクロシーベルトを計測しました。この場所の土壌を調べると、1kgあたり13,812ベクレルで、放射線障害防止法で規制される下限数量を超える放射性セシウムが検出されました。

山内教授は、「この場所にはグラウンドの雨水が流れ込んだ。セシウムの特徴として降雨で移動し、予期しないところが高くなる可能性がある」と指摘しています。

放射能測定は、国民を安心させるべきものではなく、放射能による実質的な被害をこれ以上増やさないように、メカニズムを科学的に解析するために行われるべきです。

偽善ではありません。

美味しいお刺身をいつまでも食べたいと思いませんか?

3食カロリーメイトのような人口食品しか食べられない時代が来たら、BLUE NOTE TOKYOや、HARD ROCK CAFE で、音楽を楽しめますか?

それから、各地で、「放射能から〇〇市の子供たちを守ろう」という市民運動が起き、署名をしたり、各施設毎での放射能測定が検討され、地方自治体を動かしています。「地方自治は民主主義の学校である」というように、一番、市民の顔が見える行政単位から、トップに上げさせるのです。市民運動が起きれば、地方自治体だって、そこに予算を割り当てる「理由」が経ちます。

そして、市民、NGO、労働組合、農協、地方自治体が一体となって、国会議員、高級官僚、大企業経営者、裁判員などに、訴え続ける、それが次の時代へシフトするために必要なステップだと思います。

PS) 3番目の画像については、資生堂の労働組合の方の掲載許可を戴いています。

(今日のYouTube) 世界市民はすべての旗を降ろす / ソウル・フラワー・ユニオン
by hide3190ymo | 2011-07-12 20:59 | 平和と国際連帯
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