B.B. 15th Anniversary 9/7 Fri. 出演:矢野絢子さん、CHAN-MIKA さん
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昨晩は、会社の帰り道にあるCERTE(関内・横浜)の12階、横浜BBストリート12周年記念のLIVEに行きました。出演者は矢野絢子さん、CHAN-MIKA さん、開場18:30なので、少し早めに行ったのですが、スタッフが扉を開くたび、音楽が聞こえては、また閉ざされ、「開場まだですか?」というので、どのスタッフも、「今、押しているんで」と答え、「すみません。」とか「お待たせしています。」という言葉すらかけず、ちょっと不愉快でしたが、結局、開場が30分以上、遅れました。想像以上に広いライブハス、窓からは、関内駅のプラットホームが綺麗で、気持ちが良く、心地よい気持ちになりました。

椅子もあるのですが、基本的には、スタンディングのライブハウスでした。スピーカーもなかなか素晴らしいです。横に長いステージがあって、段差も45cmくらいありそうでした。座って見る人のための椅子とテーブルや、踊ってみる人の高さに合わせた、ジュースやワインを置ける小さな丸いテーブルがいくつかありました。横浜BBストリートの入っているビルは、商業ビルで、本屋さんやレストランや居酒屋さんでしで、その最上階なので、マンションの地下よりは、大きな音を夜中まで出しても大丈夫な立地条件です。

早めに来ていた茅ヶ崎市にお住まいの方とお話しをしました。

HIDE: この窓から関内の眺め、綺麗ですねー。

湘南ボーイ: ええ、ここは綺麗ですよ、

HIDE: 私は初めて来たのですが、何度か来ていらっしゃているのですか?

湘南ボーイ: まだ、2回目です。家が茅ヶ崎なんで、横浜だと近くていいですよ。

HIDE: そうですね。東京は遠いですし。

湘南ボーイ: 僕、年間200本くらいライブに行くんですよ~。

HIDE: え~200本はすごい、3日に2回じゃないですか。凄い体力。

湘南ボーイ: そう、家が茅ヶ崎だから、キツイですよ~。

HIDE: 以前、ライブを年間300本行くって、音楽愛好家と自称している「ふるん」さんって方がいて、会社の後、毎日ライブハウスに行って、その後でブログに感想書くから、1日3時間睡眠だって言ってましたよ。

湘南ボーイ: 茅ヶ崎も、もう東京のライブハウスに行くと、終演後、すぐ帰らないと終電ないんです。

HIDE: 湘南新宿ラインは、通勤時間帯だけで、土日や平日でも夜遅くは、本数少ないですよね。でも、凄いですよ。私なんか体力がないから、土日のうち、どっちか1日は、ゆっくり過ごさないと、仕事に支障きたしちゃうし。

湘南ボーイ: HIDEさんは、どの辺のライブハウスに行っているのですか?

HIDE: 洋楽が好きなので、新木場Studio Coastや、SHIBUYA-AXによく行きますが、インディースの人は、西荻窪サンジャックとか、下北沢のLOFTとか、代官山の「晴れたら空に豆まいて」とか、池袋の鈴ん子屋とか。あと、六角橋に「Nolla Cafe」ってあるんですけれど、ご存知ですか?  

湘南ボーイ: Nolla Cafe って、聴いたことないですねー。

HIDE: 秋山羊子さんの知り合いの方がマスターで、センスのいいアーチストを呼んでますよ。 ところで、インディースのミュージシャンでは、誰が一番好きなのですか?

湘南ボーイ: 紅月ノリコさんかな。

HIDE: あ、私は、秋山羊子さんのファンで、先週、APIA40へ行って、紅月ノリコさんと矢野絢子さんも、3人とも、素晴らしかったですよ~。

湘南ボーイ: そう、その9月1日のライブに、行きたかったんですけれど、永ちゃん(矢沢永吉さん)のLIVEと、日程がかぶっちゃったんですよ。 

HIDE: あー、そういう時は、やっぱ、永ちゃん、行くべきですよー。私だって、チャボさん(仲井戸麗市さん)のチケット持っていたら、そっちに行っちゃいますよ~。

湘南ボーイ: HIDEさんは、秋山羊子さんのファンなんですね。彼女もいいですよね。

HIDE: うん、秋山羊子さんも、いいアーチストですし、彼女をプロデュースしているT.SUZUKIさんのサポートぶりにも共感して、時間があって体調がいい時に出かけているけれど、今年は9月1日が初めてでした。

湘南ボーイ: T.SUZUKIさんって知らなですねー。どこかで聴いた気もするんですが。

HIDE: 吉祥寺のスタジオ・レダで、働いているそうですよ。

湘南ボーイ: あ、思い出しました! スタジオ・レダのT.SUZUKIさん!ふっくらした感じの人。

HIDE: ふっくらしていたかなぁ・・・。ま、少なくとも私よりふっくらしてないはずですけれど、言われてみると、ほっぺたがキュートかも。

湘南ボーイ: あの人は、いい人ですよね。優しい人。

HIDE: うん、寛容な人だと思いますよ。


そして、舞台に、矢野絢子さんとバンドのサポートメンバー登場。Gt:足立PANIC壮一郎さん、Gt:長崎真吾さん、Pedalsteel Gt:宮下広輔さん、Ba:松下順二さん、Dr:gnkosai さんという、ロックバンド編成。ペダルスチールという楽器は、私も初めて知りました。

女性の歓迎の声が聞こえるので、男女比1:1の訳はサポートメンバーの人気もあったんですねー。なんか10代の方(多分Chaka Micaさんのファン)から、ご年配の方まで、観客層が広かったです。ご年配の方は、誰かのご両親?ってくらいの年でした。

矢野絢子さんの「黒い雨」、「ろくでなしって呼んでください」って歌。9月1日に、8thアルバム「 岸のない河のほとりで 」(リンク先はアルバムのTrailer) というアルバムで、この2曲は、すごく私の価値観に近くて、共感するものがあります。超個人的なことを歌詞にしているようでも、深読みすると、強烈に政治・社会やマスコミを批判しているような反骨精神、権力に対するアンチテーゼみたいなものがあって、もう、この曲を「大阪維新の会」や「東京電力」に聞かせてやりたいと思いました。

うん、でも、彼女は、すごく、ストレートな人で、敢えて社会を挑発する椎名林檎のような意図的なつもりで歌詞を書いているのではなくて、世話しない世の中で、1人の庶民として、まっとうに生きようとしたら、誰も感じることが歌詞に出てくるのだと思います。

岸のない河のほとりで

矢野絢子 / BounDEE by SSNW


もう、私も我慢できずに、スタンディングの方へ行って踊りましたよ。やっぱり、ロックンロールは、踊って聞かなくちゃね。先週9月1日のAPIA40で、矢野絢子さんのCDを買ったとき、秋山羊子さんに「HIDEさん、これ聴いて予習しなくちゃね。」と冗談で言われましたが、予習して良かったです。

これだけ、素晴らしいアーチストがいるのに、テレビの音楽番組では、チャンネルを変えたくなるような、つまらない歌ばかりがヒットして、音楽業界って、よっぽど、腐っているのだろうなーと思いました。特に東芝EMIあたりですね。 ま、自分がいる建設業界も腐っていますから。、

MCが入って、「前日の宿でクーラーが効いていないから、汗びっしょりで、部屋のクーラーをつけようとしたら、隣に人が寝ているの。それで、夢の中で、目が覚めたと思ったら、また、同じ部屋に人が寝ているの。それで、また同じ部屋に人が寝ているなと思ったら、また夢で、何度起きたつもりでも、同じ部屋にいるのに、夢の夢の夢だったりするの、それで朝、本当に起きたら、汗ぴしょりなの。」みたいな話だったような気がします。

そして、「夏の終わりに」という歌を入れて、一気にバンドのメンバーを紹介するのでなく、1つ1つの歌の間に、1人ずつ紹介していました。普通のコンサートでは、後半戦の曲に入るあたりでサポートメンバーを一気に紹介するのですが、昨日の矢野絢子さんのメンバー紹介を見て、相手を尊重する優しさと、頭の回転の速さ、こういう人、「才色兼備」って言うんだろうなーと思いました。

(あまり、女性の容姿のことを書いてはいけないと思うけれど、歌は直球勝負でも、顔も声も、本当に可愛らしい女性なんですよ。)

モノクロームダンスという曲では、ベリーダンス?のような踊りをしながら、ピアノを弾いて歌っていました。

そして、ライオンフラワーという曲では、マイクスタンドを持って、歌っていました。かっこいいロックンローラーです。私も、知らない曲だけれど、踊りまくりました。

MCで、「最近、東京にいることが多いけれど、久しぶりに高知に帰ってなぁ、しばらくライブする予定もない時があって、私、どれだけの旅をしていたんだろうなーと思った。 でも、これからも、恋をするような生き方をしたいと思っている、旅をするっていうのは、どこかに出かけることじゃなくて、生きているだけで旅をしているんだなって思って、そんな気持ちを込めた歌です。

『汽笛は泣いて』・・・これは、9月1日の『森の木立に奥深く』で、アンコールで、秋山羊子さんと紅月ノリコさんと3人で、アカペラで合唱した歌でした。

 ♪ しゅっぽ しゅっぽ 汽車は行く~
 ♪ しゅっぽ しゅっぽ 汽車は行く~

そうか、生きているだけで、旅をしているんだ、なんか、その言葉に勇気をもらいました。

「今日はさいたまでワンマン、明日は西荻窪サンジャック、さらに、小豆島で「島」フェスというのがあって、それに出演します!」観客席から、フーッと声が上がりました。「なんど、その小豆島のフェスに、高木ブーが出ます!高木ブーと同じイベントですよ。」とMC。

最後、8thアルバム「岸のない河のほとりで」に収録されている「太陽の人」という歌で締めくくって、「次は、CHAN-MIKA さん、楽しんで行ってください」と言って、退場。

そいでもって、トイレがブースは男女別なのに洗面器は男女共用で、そこで私がNO NUKES 2012のTシャツをTシャツを来ていたら、やたら能天気なお姉さんが「NO NUKES、YMO良かった?」と声をかけられ、YMOはなんか正直パッとしなかったのですが、「YMO良かったですよ~。その前に出てくるソウル・フラワー・ユニオンが好きなんですよ~」と話すと、「そのバンド知らないなぁ」と言われたので、あまり音楽詳しくない人かなーと思って、とりあえずメジャーな人について話題変更。「元ちとせさんも出たんですよ」「うん、うん、元ちとせさん、いいよね。」と言われ、「私、mikaって言います。次に出演するので、最後まで見て行ってね。」と言われました。おお、このトイレで初対面の人がmikaさんかー。

そして、休憩時間中、そのまま、私は、矢野絢子さんのところに言って、「先週の土曜日にAPIA40に来たHIDEです!」って言ったら、矢野絢子さんが、自然にスーッと、握手の手を差し述べてくれたのです。それがとても嬉しくて、握手をした瞬間、「ああ、時間よ止まれ」と思うくらい、長く握りたかったのですが、私は、沢山いる彼女のファンの1人に過ぎないし、程よい時間(振動数2回)、標準的な握力で、握り返しました。暖かいぬくもり、ああ、手をもう洗いたくない、でも座薬を使ってるから、洗わないわけにいかない、と思いました。

Chan-mikaさんが登場して、ボーカルがmikaさんでバンドがChan-mikaなのか、それとも、Chan-mikaさんが、ボーカルで、バンドはサポートメンバーなのか、理解していないけれど、HIP-HOPでした。矢野絢子さんの公演中は、27人くらいだったのですが、その時は35人くらいで、平均年齢が間違えなく下がりました。HIP-HOPはクラブじゃないから、20歳以下でもいいんですよね。

HIP-HOPでも、スチャダラパーとかRHYMESTERとかいう系統ではないな、ARRESTED DEBELOPMENTみたいに、ワールドミュージックが少し入った感じがしました。

mikaさんは、生粋のハマっ子で、関西のボケ・ツッコミのギャクとは、また違う「横浜のお笑いスタイル」、それは「お互いボケ続けて、テンション上げて、エスカレートさせて、みんなで結集して、アホな自分達を笑いあう」タイプのギャグが多く、mikaさんも、なんか客に体操させているし、客も一緒に、きついポーズをみんなで取ってやっているし、いかにも、横浜っぽいなぁ、と思いました。横浜レゲエ祭りって、こんなノリなんだろうなーと思いました。

20時ちょっと前に始まり、22時30分くらいで終了。金曜日で、ライブが観たい故に、早朝残業をしていたので、mikaさんのLIVEの途中、疲れちゃって帰りたかったのですが、もしかして、矢野絢子さんとサプライズで2人でなんかやるかも、でも、音楽性も、向いている方向も違うし、確率的には、3.14%くらいかな、と思いました。

う~ん、矢野絢子さんは、ワンマンか、秋山羊子さんとの共演(競演?)で、もう一度、見たいなぁと思いました。

小豆島、行っちゃおうかなー。

ライブが終わったら、矢野絢子さんに、「また来るね」と言って、バイバイしたら、「今日はありがとうございました。」と言っていただきました。実力があるからって、エラそうになんか絶対にしないし、ずっと自分のCDを売る座席に座って、強要もせず、ただただ、今日の自分の演奏を気に入ってくれた人がCDを買ってくっるのを待っていました。謙虚で真面目な人柄なんだなーと思いました。 (素情は知りません、もっと素性を知っている人が読んでいると思うので)

なんかさ、ライブハウスから出て家に帰るときがさ、とても、淋しい気持ちになりました。これも汽車で旅をするように生きるってことさ、いろんな出会い、別れ、再会があってさ、淋しい気持ちこそ、本当は人生という汽車の原動力なんだなーと思いました。

22時過ぎると、セルテはJR関内駅と繋がっている歩廊の2階しか空いてないんですね。CERTEには、レストラン入ったり、本買ったりするだけだったから、12階に、こんなライブハウスがあるのは、知らなかったです。横浜BBストリート、要チェック。

(今日のYouTube) 汽笛は泣いて / 矢野絢子 with ブルームーンカルテット

PS) ライブに行かれた方で、ここ違うよ!と気が付いた方は、鍵コメントで教えてください。あんまり自信がありません。
by hide3190ymo | 2012-09-08 18:10 | 音楽&映像
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