阿佐ヶ谷スパイダース「桜飛沫」
昨日の2時の回に阿佐ヶ谷スパイダース「桜飛沫」を見に行きました。
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若干の当日券もでていたようです。席は3階C列、60度舞台を見下ろすのような高さでした。



でも見下ろすような高さでは確かに表情が見えづらいのですが、舞台美術や大道具を見るにはべストで、距離的には遠くなく、特に第2幕の「向こう3件隣同士」の関係を見るには面白い高さでした。それにしても桜の木のセットの見事なこと!

阿佐ヶ谷スパイダースは、全般的にセリフ回しのテンポやよく、間合いが完璧で、見る人を飽きさせる時間のない芝居でした。時代劇の型にとらわれず、ストーリーの道筋から脱線しないギャグが至るところにあってよかったです。

前半は、生で水野美紀が見れてよかったです。役にすごくはまっていてステキでした。あとヤマコ役をやった猫背椿さんも「強い女」を演じていてかっこよかったです。

後半は、左京・蛭間・蛾次郎の悪役なのにコントのようなやりとりをするのが見ごろでした。佐久間と狂人との夜中のシーンは感動的で、佐久間の男泣きシーンにはもらい泣きしました。

最後の決闘シーンで舞台は幕を閉じました。こういうエンディング、すごくいいです。また時代劇の中にも、DVや売春の問題、正義と復讐の門題、のような社会的テーマも含まれていて考えさせられるものがありました。

阿佐ヶ谷スパイダースは、また見に行きたいです。
by hide3190ymo | 2006-02-19 15:56 | 舞台&美術
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